このページではネット無料賃貸のデメリットを詳しくご説明します!
通信費を抑えることができるインターネット無料の賃貸マンション・アパートは大人気ですが、
といった不安に思われる方が多くいます。
一見、メリットがしかないようなネット無料物件ですが、中には落とし穴があり入居後に後悔することもあります。
インターネット無料物件のデメリットを事前に知っておくことで最適な賃貸物件を見つけることができます!
ネット有料の賃貸物件でも通信費を抑える方法もご紹介しますのでお部屋探しにお役立てください。
ネット無料賃貸のデメリット1 | 速度が遅い |
ネット無料賃貸のデメリット2 | 接続が不安定 |
ネット無料賃貸のデメリット3 | セキュリティが不安 |
ネット無料賃貸のデメリット4 | 家賃が相場より高い |
オフ賃貸は仲介手数料無料&キャッシュバックで業界最安値水準の賃貸仲介サービスを提供しています!
同じ物件でも他の不動産会社で借りるより初期費用を大幅に抑えることができます!
スーモやホームズなどネット掲載物件・非公開物件や他社取扱い物件もオフ賃貸なら初期費用が大幅に安くなります。
マンションやアパート・戸建など居住用賃貸物件だけでなく、オフィスや店舗・事務所などの事業用賃貸物件もご紹介可能です。
大阪をはじめ東京・名古屋・福岡など全国の賃貸物件をご紹介できますので、賃貸物件をお探しの方はお気軽にご相談ください。
ネット無料賃貸を探しているけど速度やセキュリティが不安という方も良い物件の見つけ方やおすすめ物件をご紹介します!
目次
インターネット無料の賃貸物件とは月額ネット利用料が無料の賃貸マンション・アパートやオフィス・事務所のことです。ネット無料賃貸の多くは月々のネット料金だけではなくインターネット契約の初期費用も無料です。
「ネット無料」はお部屋探しをしている人の人気条件となるため、ネット無料に対応しているマンション・アパートがかなり増えてきました。
インターネット無料の賃貸物件では貸主があらかじめネット環境やプロバイダ契約を整えているため、借主は契約手続き不要でインターネットを無料利用できます(インターネット利用申込手続きが必要な場合あり)。
ネット無料の賃貸物件には「無料WiFiタイプ」と「モデム無料貸出タイプ」の2タイプがあります。
お部屋内に無料WiFiがあらかじめ設置されている賃貸物件です。WiFi機器に記載されているSSIDとパスワードをスマホ・PCなどに入力するだけでインターネットを利用できます。
無料WiFiタイプは入居後すぐにインターネット利用ができるためおすすめです。
お部屋内に光コンセントやコンセントLAN・電話回線があり、プロバイダからモデムやONU(光回線終端装置)を無料貸出されるタイプの賃貸物件です。
モデムはADSL・CATVでのインターネット接続、ONUは光回線のインターネット接続において必要な機器で、回線事業者よりレンタルで提供されるのが一般的です。
モデム・ONUの到着まで1~2週間かかる場合があり、到着までインターネットを無料利用できないことがあるので注意が必要です。
それでは本題である「インターネット無料賃貸のデメリット」をご紹介します!
インターネット無料賃貸には一見してメリットしかないと思いがちですが数多くのデメリットがあるので注意が必要です。
特に通信速度や安定性を重視する人には不向きですのでお部屋探しの際には下記のデメリットを理解した上で賃貸物件を探すことをおすすめします。
インターネット無料の賃貸物件はほとんどが共有型回線(いわゆるマンションタイプ)のためネット速度が遅いことがあります。
共有型回線とはマンション・アパートなどの集合住宅に採用される回線方式であり、一つのネット回線を各戸に分岐・シェアするため、利用者数が多い(=入居戸数が多い)とアクセス集中が発生しやすく、期待していた速度より速くない事が多いです。特にアクセスが集中しやすい時間帯(19~23時くらい)は速度が遅くなりがちです。
ネット速度1Gbpsなどと広告で謳っていても、それは分岐前の回線スピード(=MAXスピード)におけるベストエフォート値であり、通信ロスが発生するため実際はMAXスピードの6割~8割が実測速度となります。
そして、お部屋で実測速度が出るわけではなく実測速度を入居者みんなでシェアすることになり、ユーザー数が増えると速度は遅くなります。つまり、入居者数が多い賃貸マンションでは速度が遅くなることが多くなります。
また、そもそもネット無料物件では貸主側がコストダウンのため、プロバイダと速度が遅いネット契約をしている可能性があり、その場合はさらに速度が遅くなる可能性があります。
前述の通りマンション・アパートなど集合住宅におけるインターネット環境は共有型回線のため、アクセスが集中すると遅延が発生したり接続が途切れるなどの不安定になることがあります。
テレワークなどの作業においては大容量ファイルのやり取りをする事もあるため、接続が不安定だと業務に支障が出るなど重大なデメリットとなることがあるので注意が必要です。
また、FPSなど高速通信環境が必要なオンラインゲームをしているとブツブツ・カクカクと接続が途切れることがあるので、オンラインゲームをする人には不向きとなります。
マンション・アパートなどの共有型回線は1本のインターネット回線を複数ユーザーでシェアするため、専有型回線(=1人1つの専用回線)に比べ他人に情報を盗み取られるなどセキュリティ面で不安なことがデメリットといえます。
ただし、ネット無料の賃貸物件にかかわらずマンション・アパートでは多くが共有型回線となるため、ネットを利用する場合は最新のセキュリティソフトを導入したり、OSをアップデートするなどの日頃からのセキュリティ対策が大切です。
特に、無料WiFiタイプの賃貸物件では注意が必要です。無料WiFiタイプの賃貸物件はWiFi機器にSSIDとパスワードという重要情報が記載されているため、誰でも内見時に確認することができます。
入居後にも初期パスワードのままインターネット利用していると回線乗っ取り・通信傍受などセキュリティ上の危険性があります。入居後は速やかにパスワードの変更をするなどの対策が必要となります。
インターネット無料の賃貸物件では貸主があらかじめプロバイダとインターネット契約しているため、入居者が自分で選択したプロバイダに切り替えることができない事が多いです。
また、回線引込みなどのネット環境があらかじめ済んでいるため、新たに回線引込み工事ができないなどの物理的制約があることもあり、ネット回線の追加をできない事もあります。
入居後にネット速度が不満となっても、新たに自分でネット回線を切り替えたり追加したりできないデメリットがあるので注意しましょう。
「インターネット無料!」と物件情報に書いていても、実際はネット料金を家賃・共益費に上乗せしていることがあります。
お部屋探しの際は少しでもランニングコストを抑えたいと思う人が多いため、最近はネット無料物件を探す人が多くなりました。そのため、貸主側はネット無料という条件で募集していることも多くなりましたが、実際は家賃・共益費が相場よりも高いケースも多くあります。
そういった物件はネット料金を家賃・共益費に上乗せしている可能性が高いです。
一般的に光回線のインターネットサービスでは月々のランニングコストが4,500円~6,500円程度かかるため、ネット無料賃貸物件であっても周辺物件の家賃相場より5,000円程度高い物件なら実際は損している可能性があります。
家賃・共益費が周辺相場並みもしくは相場以下で、ネット無料賃貸ならお得と言えます。ただし、家賃・共益費が相場以下でも24時間安心サポート費用など隠れたランニングコストがある事がありますので、不動産会社に月々のランニングコストを詳しく聞いた上で本当にお得か判断することをおすすめします。
ネット無料の賃貸物件では多くの場合は初期費用も無料でインターネット利用することができますが、中には初期費用が必要な賃貸物件もあります。
ランニングコストは無料でも、賃貸契約時の初期費用の中にネット利用費用が入っていないか確認するようにしましょう。
次にネット無料賃貸の落とし穴を回避する方法を紹介します。
入居後に後悔しないために、物件の内見時に以下の事を確認してネット無料賃貸の落とし穴に引っからないようにしましょう!
無料WiFiタイプの賃貸物件は、内見時にインターネット速度を測る(=スピードテスト)ことができます!
スピードテストをする方法は以下の通りです。
ブラウザで「インターネット スピードテスト」などで検索したら、WEB上でネット速度が測れるサイトが複数でてきます。
それらのサイトを利用して、入居前に実際のインターネット速度を測ることができます。
入居後に「速度が思ったより遅い!」といった落とし穴に引っかからない様、無料WiFiタイプの賃貸物件の場合は必ず確認するようにしましょう!
インターネット速度のスピードテスト時におけるネット速度と安定性の目安をご紹介します。
ネット速度は「下り速度(=ダウンロード速度)」「上り速度(=アップロード速度)」「ping値(ピン値・ピング値)」の3要素で測ることができます。
インターネット回線の安定性については「jitter値(ジッター値)」で測ることができます。
WEBでネット速度を測れるサイトの多くは下り速度と上り速度しか判定できないサイトが多いため、ping値・jitter値も図れるサイトでスピードテストするのが良いでしょう。
スピードテストサイトはFast.comやブロードバンドスピードテストなど数多くありますが、USENインターネット回線スピードテストなら下り速度・上り速度・ping値・jitter値をまとめて同時に測ることができるのでおすすめです。
下り速度(=ダウンロード速度)とは外部から自分のスマホ・PCなどにデータをダウンロードする際の速度(=受信速度)を意味します。
下り速度はYoutube・Netflixなどの動画視聴やWEBサイト・SNSの閲覧、ファイルダウンロード、オンラインゲームをする際の速度において重要な数値となります。
下り速度は数値が大きいほど速度が速いことを示します。
ネット利用の用途別における下り速度の必要速度目安は以下の通りです。
ネット利用の用途 | 必要速度の目安 |
オンラインゲーム・大容量ファイルダウンロード | 30Mbps以上(100Mbps以上あると快適) |
動画視聴 | 3~5Mbps以上(4K動画は20Mbps以上) |
WEBサイトやSNSの閲覧 | 1Mbps以上(画像は10Mbps以上) |
LINEやメール等の文字データ受信 | 128kbs~1Mbps以上 |
上り速度(=アップロード速度)とは自分のスマホ・PCなどから外部にデータをアップロードする際の速度(=送信速度)を意味します。
上り速度は動画投稿サイトへの動画投稿、LINEなどのSNSにおけるデータ送信やファイルアップロード、オンラインゲームをする際の速度において重要な数値となります。
上り速度は数値が大きいほど速度が速いことを示します。
ネット利用の用途別における上り速度の必要速度目安は以下の通りです。
ネット利用の用途 | 必要速度の目安 |
オンラインゲーム・大容量ファイルアップロード | 30Mbps以上(100Mbps以上あると快適) |
動画投稿 | 10Mbps以上(4K動画は20Mbps以上) |
インスタグラムやTikTokなどSNSへの写真画像投稿 | 3Mbps以上 |
LINEやメール等の文字データ送信 | 1Mbps以上 |
ping値とはインターネット上で指定した相手(=外部サーバー)に向けてデータを送信してから返ってくるまでの応答速度を意味します。
ネット速度を測る上では下り速度・上り速度だけではなく外部サーバーへの応答速度も重要となり、下り速度・上り速度が速くてもping値が悪ければネット速度は遅くなります。
ping値の単位は「ms(ミリセカンド・ミリ秒)」で表示され、ping値が小さいほど速度が速いことを示します。
ping値と速度評価の目安は以下の通りです。
ping値 | 速度評価 |
15ms以下 | 非常に速い |
16ms~35ms | 速い |
36ms~50ms | 標準速度 |
51ms~100ms | 遅い |
101ms以上 | 非常に遅い |
jitter値とはping値の揺らぎを表す数値であり、インターネット接続の安定性を表す数値となります。
ping値が良好でもjitter値が悪ければ、接続が頻繁に切れたりオンラインゲームでカクカクとなるなどラグが生じ、接続が不安定となります。
jitter値はzoomなどのビデオ通話やオンラインゲームなど、常時安定した通信環境を重視する場合に重要な数値となります。
jitter値の単位は「ms(ミリセカンド・ミリ秒)」で表示され、jitter値が小さいほど安定性が高いことを示します。
jitter値と安定性評価の目安は以下の通りです。
jitter値 | 安定性評価 |
0ms~5ms | 安定性良好 |
5ms~10ms | 許容できる程度の安定性で実用性有 |
10ms~20ms | 少し不安定 |
20ms~50ms | 不安定で頻繁に接続が切れる |
50ms以上 | 非常に不安定で正常に通信できない |
インターネット回線は大きく分けて主に「光回線」「CATV(ケーブルテレビ)」「ADSL」の3種類があります。
光回線 | CATV | ADSL | |
最大下り速度 | 1~10Gbps | 320Mbps~1Gbps | 50Mbps |
通信安定性 | 良好 | 不安定な場合有り | ノイズを受けやすく不安定 |
光回線は最大下り速度1Gbps(=1,000Mbps)が一般的ですが、プランによっては最大下り速度10Gbpsものスピードが出ます(例;フレッツ光クロス・eo光)。
光回線は外部環境からのノイズ影響を受けにくく、通信安定性においても他のインターネット回線に比べ優れているインターネット回線です。
CATVはケーブルテレビ事業者(J:COMなど)のテレビ放送用同軸ケーブルと光ケーブルを組み合わせたインターネット回線です。放送局から物件付近の変換機までは光回線で接続されていますが変換機から建物までは同軸ケーブルで接続されています。
同軸ケーブルの最大下り速度は320Mbps(=0.32Gbps)であり、建物まで光回線を引き込んでいる場合に比べ低速となります。なお、J:COMなどでは一部地域において同軸ケーブルを使用しないインターネット環境を整備しており、光回線と同程度の下り速度を実現したプランもあります。
CATVのインターネット回線の場合、構造上「流合雑音」といわれるノイズ現象があるため、光回線に比べ通信が不安定となることがあることに注意が必要です。
ADSLは最大下り速度50Mbps(=0.05Gbps)であり、インターネット速度は圧倒的に光回線の方が有利です。ADSLは外部からのノイズ影響を受けやすいため光回線に比べ安定性も劣ります。
ADSLはサービス終了の方向に進んでいて最近は多くの賃貸マンション・アパートで光回線を引き込んでいることが多いですが、一部には未だにADSL環境の賃貸物件があるので注意が必要です。
ネット無料賃貸を探す際には、その賃貸マンション・アパートのインターネット環境が光回線・CATV・ADSLのいずれか確認するようにしましょう。
なお、インターネット回線は他にもISDNやダイヤルアップ接続方式がありますが、これらは既にほとんどのプロバイダでサービス終了しておりますので無視して頂いても構いません。
結論として、インターネット回線の速度・安定性は「光回線>CATV>ADSL」となります。ネット速度や安定性を重視する場合は光回線の賃貸物件を選ぶようにしましょう。
インターネット環境には建物への回線引込み状況だけではなく建物内部の配線状況(=室内配線方式の確認)も重要です。
建物から室内までのインターネット配線方式には「光配線方式」「LAN方式(イーサーネット方式)」「VDSL方式」の3種類があります。
外部から建物まで最大速度1Gbps(実速度:600~800Mbps)の光回線が引き込まれていると仮定した場合で、室内配線方式による速度の違いは以下の通りです。
配線方式 | ケーブルの種類 | 速度 |
光配線 | 光ファイバー | 高速(600~800Mbps) |
LAN配線(イーサーネット) | LANケーブル | 低速(60~90Mbps) |
VDSL | 電話線(モジュラージャック) | さらに低速(30~90Mbps) |
外部から建物までは光回線が引き込まれていても、建物内部から室内までの配線がLAN方式もしくはVDSL方式は速度が大きく低下します。光配線方式では建物外部から室内内部まで全て光ファイバーによるインターネット環境が構築できているので最も高速となります。
室内配線の速度は「光配線>LAN>VDSL」の順で優れており、室内まで光回線で引き込まれている賃貸マンション・アパートがインターネット速度面で優れている賃貸物件と言えます。
室内配線方式の確認方法としては、物件内覧時にコンセントジャックを確認するのが最も手っ取り速いです。
光配線なら光コンセント、LAN配線ならLANポート、VDSLなら電話線(モジュラージャック)が設置されているはずです。
以下の画像を参考として、借りたい物件のコンセントを確認するようにしましょう。
なお、無料WiFiタイプの賃貸物件ではインターネット用のコンセントがありませんので、物件内見時にスピードテストをするようにしてください。
ネット無料の賃貸物件に入居した後、思っていたよりもインターネット速度が遅かったり接続が頻繁に切れるなどして後悔しないように、入居前に予め「プロバイダを自分が選択した業者に切り替え・追加が可能か」を不動産会社・管理会社に確認するようにしましょう。
もしプロバイダの切り替えや追加が可能であれば、無料のネット回線以外の高速ネット環境を構築できる可能性があります。
ただし、前述の通りネット無料賃貸物件では既に貸主側がプロバイダと契約しているためプロバイダの切り替えや追加ができないケースが多いです。
まとめますと、ネット無料賃貸の主なデメリットは以下の通りです。
ネット速度・安定性が求められるオンラインゲームやテレワークなどでZoomなどのビデオ通話、大容量ファイルのダウンロード・アップロードをするようなヘビーユーザーにはネット無料賃貸は不向きと言えます。
そういった方には高速のインターネット環境が向いていますので、ネット無料賃貸ではなく自分でネット環境を整えられる賃貸マンション・アパートがおすすめとなります。
ちなみにインターネット速度・安定性を重視する方には、賃貸マンション・アパートのインターネット回線がNTT回線かそれ以外なのか事前に確認したほうがよいでしょう。
インターネットのプロバイダは多数ありますが、回線事業者は「NTT」「電力会社系の2種類」「CATV」の3種類となります。
光回線によるインターネットサービスの最大速度は一般的に最大1Gbpsですが、電力会社系のサービスだと最大10Gbpsのプランもあります。
例えば関西電力の光回線網を利用した「eo光」では、最大10Gbpsの速度を誇り、NTT回線の一般的なプランである「フレッツ光ネクスト」の10倍もの速度があります。
ただし、NTTにおいても最大速度10Gbpsのプラン「フレッツ光クロス」の提供を開始しています。
賃貸マンション・アパートによって、建物に引き込まれている光回線の種類は異なるので、電力会社系のインターネットサービスを利用したい場合は光回線の種類とNTT以外の回線が利用可能か事前に不動産会社・管理会社に確認されることをおすすめします。
多くのマンションやアパートではNTTの光回線を引き込んでいることが多いので、電力会社系のインターネットサービスを利用したい方は注意が必要です。
ここまではインターネット無料賃貸物件のデメリットをご紹介しましたが、もちろんメリットもあります!
ここではネット無料賃貸のメリットをご紹介します。
インターネット導入時の初期費用や月々の通信費を抑えることができるのがネット無料賃貸の最大のメリットです。
インターネットを利用するためには回線引込み工事費・契約料・登録料などの初期費用と、回線利用料・プロバイダ利用料などのランニングコストが発生します。
光回線の場合、初期費用の相場は19,000円~38,000円程度、月々のランニングコストの相場は4,500円~6,500円程度です。
ネット無料賃貸だとこれらの費用が全て0円となり、通信費を大幅に抑えることができます。
という人には通信費を安くすることができるネット無料賃貸が大変魅力的です。
自分でインターネット利用契約をした場合、多くの回線事業者では解約による違約金(解約金・解約違約金)が発生します。
大体は2年以内解約の場合に違約金を定めている事が多いため、いわゆる「2年縛り」と呼ばれています。
電気通信事業法の改正により、2022年7月1日以降の解約違約金については「月額利用料を超える違約金の請求をしてはならない」という事になったため、それ以前よりは違約金の額は減りました。ただし、現時点では携帯電話のように2年縛り自体が無くなる方向にはなっておりません。
ネット無料賃貸の場合は、退去時期にかかわらずインターネットの解約違約金が発生しないケースが多いので、短期で引越しされる前提であればメリットといえます。
ただし、インターネットの解約違約金が無くても賃貸借契約における短期解約違約金が発生する場合があるので注意が必要です。
入居後すぐにインターネットを利用できることもネット無料賃貸の大きなメリットです。
自分でプロバイダにインターネット利用を申し込んだ場合、インターネット利用までに時間がかかります。
特に2~4月などの引越し繁忙期には回線引込み工事の予約が取りにくく、インターネット利用開始までに1~2ヶ月要することもあります。
無料WiFiタイプなら即日、モデム貸出タイプでも1週間程度でインターネット利用することが可能です。
ネット無料賃貸の主なデメリットとしては以下の通りです。
一方、ネット無料賃貸のメリットは
という利点があります。
ネット速度が高速ではないとはいえ、Yotubeなどの動画視聴やWEBサイトの閲覧、LINEなどのSNS利用ではそれほどネット速度は必要ではありませんので、デメリットよりもコストを抑えられるというメリットの方が大きくなります。
よって結論としては、ライトユーザーではネット無料賃貸はおすすめとなります!
無料WiFiタイプの賃貸物件ではあらかじめ室内にWiFiが設置されていますが、モデム・ONU無料貸出タイプの賃貸物件や自分でインターネット契約をする必要がある物件ではルーターを別途用意する必要があります。
ルーターは「有線LAN接続」と「無線LAN接続」の2タイプがありますが、ほとんどのルーターでは有線・無線両方接続可能な製品が多いです。
有線LAN接続は複数機器との同時接続が難しいため、無線LAN接続が主流となっています。
ここでは無線LAN接続をすることを前提に、おすすめルーターの選び方をご紹介します。
無線LAN接続においてネット速度・接続安定性を重視する場合は、WiFi規格が上位のものを選ぶことをおすすめします。
WiFi規格は下位互換性があるため、受信機器(スマホ・PC)側がルーターのWiFi規格に対応していなくても使用可能です。
第3世代以下のWiFi規格のルーターは現在のインターネット環境では速度不足ですのでおすすめできません。
名称 | 世代 | 規格名 | 周波数 | 理論上の最大通信速度 | 実際の最大通信速度 |
WiFi 7 | 第7世代 | IEEE 802.11be | 2.4/5/6GHz | 46Gbps | – |
WiFi 6E | 第6世代 | IEEE 802.11ax | 2.4/5/6GHz | 9.6Gbps | 4,804Mbps |
WiFi 6 | 第6世代 | IEEE 802.11ax | 2.4/5GHz | 9.6Gbps | 4,804Mbps |
WiFi 5 | 第5世代 | IEEE 802.11ac | 5GHz | 6.93Gbps | 2,167Mbps |
WiFi 4 | 第4世代 | IEEE 802.11n | 2.4/5GHz | 600Mbps | 600Mbps |
– | 第3世代 | IEEE 802.11g | 2.4GHz | 54Mbps | – |
– | 第2世代 | IEEE 802.11b | 2.4GHz | 11Mbps | – |
– | 第2世代 | IEEE 802.11a | 5GHz | 54Mbps | – |
– | 第1世代 | IEEE 802.11 | 2.4GHz | 2Mbps | – |
複数台のスマホ・PC・スマート家電などにネット接続をする場合は、ルーターのアンテナ数も重要となります。
ルーターに内蔵されているアンテナ数(=ストリーム数)が多いほど接続可能台数が多くなり、通信速度も向上します。
ルーターの製品情報においてアンテナ数は「3×3」「4×4」などと表記されますが、「受信アンテナ数×送信アンテナ数」を意味します。「4×4」の場合は「機器の送受信が4台分可能」ということになります。4×4=12台の機器が接続できるという意味ではないのでご注意ください。
無線LAN接続におけるWiFiの周波数は主に「2.4GHz帯」「5GHz帯」の2種類です。
2.4GHz帯はほどんどの接続機器で対応しており汎用性が高いですが、Bluetoothや電子レンジなど様々な電子機器で2.4GHzが採用されているため電波干渉が起きやすく、接続が不安定となったり速度が低下するというデメリットがあります。
一方、5GHz帯は2.4GHz帯に比べ採用電子機器が少なく、電波干渉が少ないため接続が安定しやすいメリットがあるのでおすすめです。ただし、格安スマホや古いパソコンなどではWiFi接続が5GHzに対応していない製品もあるため、5GHz対応のルーターを買っても接続できないといった事態になることがあるので注意が必要です。
ネット無料の賃貸マンション・アパートじゃなくてもインターネットに関する通信費を抑えることは可能です。
インターネットは自分で契約する必要がある物件=ネット有料賃貸でも通信費を抑える方法をご紹介します!
※こちらの情報は記事公開時点での情報となります。最新情報は各携帯会社の情報をご確認ください。
スマホの契約プランがデータ使い放題プラン・大容量プランの場合、スマートフォンのテザリング機能を利用すればお部屋のインターネット環境が無くてもネットを利用することができます。
最近では大手キャリア(docomo・au・softbank(ワイモバイル)・楽天モバイル)・格安Simともにデータ使い放題プラン・大容量プランが充実していますので、テザリングを使えばスマホの携帯料金のみでお部屋のネット料金は不要になり通信費を抑えることができます。
ネット速度についても、スマホテザリングの場合は20~30Mbps程度あるので、動画視聴やWEBブラウジング・SNS利用程度であればテザリングでも十分な場合が多いです(※物件の位置状況によっては速度が変動しますので内見時にスピードテストはしてください)。
ただし、スマホのテザリングを使う場合は以下のような注意点がありますので、テザリングを利用しようとしている方はご確認ください。
各キャリアともにデータ使い放題プラン・大容量プランの場合はテザリング利用料は無料としていることが多いですが、契約プランによってはテザリング利用料が発生することがあります。
以下のプランの場合はテザリング利用料が発生する場合がありますので、事前にキャリアへ確認されることをおすすめします。既に新規受付終了プランも多いですが、まだ利用されている人はご注意ください。
キャリア名 | プラン名 | テザリング料金 |
au |
| 月額550円 |
softbank |
| 月額550円 |
スマートフォンではデータ使い放題でも、テザリングを使用してパソコンなどでインターネットを利用する場合はデータ使用制限量があるプランがあります。
そのようなプランを利用している場合、データ使用量を気にせずテザリングをしているとすぐに使用制限量に達してしまい速度が大幅に低下することもあるので注意が必要です。
お部屋のネット環境をスマホのテザリングで兼用しようとしている人は、テザリング時のデータ使用制限が無いプランをおすすめします。
以下のプランではデータ使用制限量が定められているのでご注意ください。
キャリア名 | プラン名 | テザリング使用制限量 |
au |
| 当月30GBまで |
スマホの月間データ使用制限量に達した場合や、短期間で大容量のデータ通信を行った場合はキャリアから速度制限をされる場合があります。
速度制限に引っかかった場合、データ通信速度は128kbpsまたは1Mbps程度の速度となってしまうことが多いです。
1Mbpsでは辛うじて低画質動画が見れるくらいの速度、128kbpsではLINEやメールで文字メッセージの送受信ができるくらいの速度となります。
大容量のデータ通信をする場合はスマホのテザリングは不向きですので注意してください。
楽天モバイルは格安でテザリング料金無し・使用制限量無しでデータ使い放題ができるので、テザリングを利用する場合には魅力的なキャリアとなりますが、現時点で使用周波数帯にプラチナバンドが割り当てられていないので注意が必要です。
プラチナバンドとは700MHz・800MHz・900MHz帯の周波数帯域で、建物などの障害物があっても電波が回り込む特性があり建物内部でも電波が届きやすい携帯電波です。
大手キャリアの内、docomo・au・softbankはプラチナバンドが割り当てていますが、楽天モバイルは現時点でプラチナバンドが割り当てられていません。
そのため、楽天モバイルは他のキャリアに比べ屋内では電波が届きにくいといった特徴があり、建物の位置状況によっては通信速度が遅かったり接続が不安定となることがあります。
楽天モバイルでテザリングを利用しようとしている方は、賃貸マンションやアパートの内見時にちゃんと速度が出ているかスピードテストをすることが大切です。
大手キャリア(docomo・au・softbank(ワイモバイル)・楽天モバイル)以外の格安SIMは、大手キャリアの携帯通信回線を借りてユーザーにデータ通信サービスを提供しています。
そのため大手キャリアに比べリソースがひっ迫しやすく、ユーザーの多くがデータ通信をする混雑時間帯(12~13時や18~21時)は通信速度が遅くなることがあります。
時間帯に関わらずデータ通信をしたいひとは大手キャリアの契約プランを選択することをおすすめします。
借りたい賃貸マンション・アパートが各キャリアの通信エリア内にあったとしても、基地局の位置によっては電波が届きにくく思ったより速度が出なかったり、通信が不安定となることがあります。
特に楽天モバイルの場合はプラチナバンドが割り当てていないため、基地局と物件の間に障害物が少ないことを確認する必要があります。
入居予定の物件の付近に基地局があると、テザリング利用時の速度・安定性は高くなります。
各キャリアともに基地局の位置は公開されていませんので正確な位置を把握することは難しいですが、以下のサイトでは有志が基地局の位置情報を収集しマップに公開しています。
これらの情報を参考とすることで、物件から基地局までのおおよその位置状況がわかりますので参考にしてください。
ただし、一番確実なのは物件の内覧時にスピードテストをすることです。賃貸マンションやアパートの内見時に、スマートフォンでスピードテストはするようにしましょう。
ネット無料賃貸ではなくて自分でインターネット契約をする必要があっても各インターネットサービス事業者が提供するキャンペーンを利用したら通信費を抑えることができます。
各業者ともに集客のために、他社乗り換えキャンペーンやスマホセットキャンペーンなど多彩なキャンペーンを実施しています。
中には乗り換え時の解約金を負担してくれたり、数万円ものキャッシュバックが受けられるキャンペーンもあります。
引越し先がインターネット無料ではない場合は、色々なキャンペーン情報を収集して最もお得になるインターネットサービスを利用されることをおすすめします。
お部屋探しをしている際に物件情報を見ると思いますが、その中の設備・条件欄に「インターネット無料」「インターネット対応」「インターネット完備」と書いていることがあります。
インターネット無料の物件は増えてきているため、複数の物件を比較検討している内にどれがネット無料賃貸物件なのかわからなくなることがあります。
契約した物件が勘違いでネット有料の物件だったということにならないよう、入居申込み前にしっかり条件を確認することが大切です。
ここでは「インターネット無料」「インターネット対応」「インターネット完備」という言葉の意味をそれぞれご説明します。
※不動産情報の表記上、インターネット環境に関する明確な定義・基準がないため不動産会社・管理会社によって定義が異なることがあります。インターネット環境に関しては入居申込み前に不動産会社・管理会社に確認するようにしてください。
不動産の物件情報に「インターネット無料」と記載されていれば、月々のネット料金が無料という意味です。
ただし、物件によっては初期費用は別途かかることがありますので、初期費用の有無については不動産会社に確認するようにしましょう。
不動産の物件情報に「インターネット対応」と記載されていれば、インターネット料金が無料ではなく有料であるという意味です。
インターネットの利用契約手続きも借主自身で行う必要があります。
一般的に「インターネット対応」とは「外部から建物にはインターネット回線が引き込まれているが室内までは配線が引き込まれていない状況」を意味します。
よって「インターネット対応」の場合は室内までインターネット回線を引き込む必要があるケースがあり、初期費用が高くなったり工事に時間がかかる場合がありますので注意が必要です。
ただし、このような物件の場合はプロバイダを自分で選べる事が多いので選択自由度の面では有利な物件と言えます。
不動産の物件情報に「インターネット完備」と記載されていれば、ネット料金が無料なのか有料なのか不動産会社の表記によって異なるので確認が必要です。
一般的に「インターネット完備」とは「室内までインターネット回線が引き込まれている状況」を意味し、回線引込み工事は不要で短期間でインターネット利用開始ができるメリットがあります。
ただし、「インターネット完備」の場合は貸主からインターネット業者を指定されていることがあり、自分が希望するプロバイダを選択できないケースがあります。
プロバイダを指定したい場合は不動産会社にプロバイダ指定ができるかどうか事前確認することをおすすめします。
まとめますと、ネット無料賃貸には
といったメリットがある反面、
といったデメリットがあります。
インターネット無料賃貸は動画視聴やWEB閲覧・SNS利用がメインのライトユーザーにはおすすめですが、オンラインゲームやzoom等のビデオ通話・大容量ファイルのやり取りなどのテレワークメインで使うヘビーユーザーには不向きと言えます。
ネット無料賃貸ではなくても、動画視聴程度のライトユーザーならスマホのテザリングを使うことでお部屋のインターネット代は実質無料とすることもできます。
ネット無料賃貸は一見してお得に見えますが落とし穴が複数あるので、入居申込みする前に
などしっかり確認・対策することが大切です。
オフ賃貸では「仲介手数料無料&キャッシュバック」で他社よりも賃貸契約の初期費用が大幅に安くなる業界最安値水準の賃貸仲介サービスを提供しています。
マンション・アパートや一戸建など居住用賃貸物件の他、店舗・テナント・オフィス・事務所・倉庫などの事業用物件も初期費用を抑えることができます。
他社取扱い物件も対応しており、スーモやホームズ・アットホームなどのネット掲載物件も安くなりますので、お部屋探しや引っ越しを検討されている方、開業や店舗移転をお考えの方はお気軽にご相談ください!
他社では必要な仲介料(家賃1ヶ月分+税)がオフ賃貸なら0円。初期費用が大幅に安くなります。
業界最大級のキャッシュバック割引を実施中。仲介手数料無料と合わせて初期費用が最安値水準になります。
家賃・賃料の減額や保証人不要、フリーレントなど条件交渉もお任せ。借主様視点で積極的に交渉します。
大阪・兵庫・京都など関西圏の物件以外にも東京・名古屋・福岡など全国の賃貸物件をご紹介できます。
LINE相談・出張相談やオンライン内見・IT重説サービスに無料対応。来店不要で内覧・入居手続き可能。
中古マンションや収益物件の売買・管理もお任せ。不動産の総合プロデュースサービスを提供します。